8月13日朝、僧侶の案内で、ラプラン寺の内部を拝観したあと、
甘粛省の夏河県から、青海省の同仁県に向かう。
この省境越えには、3500メートル級の峠を二つ越える。
峠と峠の間にはチベット風の草原が広がる。
高地の草原は、スイスでもアンデスでも似たように見えるが
僕には、何かが違うように思われる。微妙な草花…
8月12日午後。合作から夏河に向かう。
夏河に着いて、小高い丘から、ラプラン寺を眺望。
緑の斜面には、ピックニック気分でくつろぐ人や、
谷川で、羊の毛を洗う人々に出会った。
のんびりとした気分で、山に向かって「草原情歌」を披露。
仲間からは、40代の声ですねと、お世辞を頂いた。
声量や肺活量はまだ大丈…
お馴染みの西遊記にはこんな話がある
三蔵法師一行が、火炎山にさしかかると、
山が燃えていて、暑くて通れない。
土地神に聞くと、鉄扇公主から芭蕉扇を借りて
火を消せば、通れるという。
鉄扇公主とは、牛魔王の古女房の羅刹女。
牛魔王は若い玉面公主に夢中で、目下別居中。
羅刹女の一人息子は、孫悟空と渡り合った挙句、改心して、…
8月12日(水)
標高2900メートルの草原に、ぽっかりと浮かぶ8階建てのビル。
なぜこんな所に、こんな建物が突然出現したのか、眼を疑った。
合作市郊外のミラレパ・ラカンは、そんなチベット寺院である。
このラカンは各階が次のように分けられていた。
1階 弥勒菩…
白塔山に登ったあと、バスは南の臨夏に向けて出発。
黄土高原の丘陵と、棚田風の畑が広がる。
ジャガイモや、百合根が栽培されているという。
途中、高速道路を下りたあたりから、回族の居住地区に入る。
回族はイスラム教徒で、白い帽子を被っているので、すぐに判るが、
帽子を脱いだら、外見は漢族と見分けがつかない。
商売に…
北京で乗り継いで、蘭州空港に降り立つと、涼しい。
捲り上げていた袖を下ろして、長袖にする。
葡萄の美酒、夜光の杯
飲まんと欲すれば、琵琶、馬上に催す。
酔うて砂上に臥すとも、君、笑ろう事なかれ。
古来征戦、幾人か帰る
ふと、王翰の涼州詞を思い出した。
蘭州まで来れば、涼州はもうすぐそこである。…
8月10日(月)朝、成田に出掛ける時は、大雨。
成田エクスプレスの特急券を買ってあったが、
東京駅に着いたら、運休とのこと、
急いで上野に出て、京成ライナーで成田に向う。
窓に降り注ぐ滝のような雨をみながら、
飛行機が飛ぶかどうか心配だったが、
その日のうちに、無事蘭州に到着。
多くの中国好きの日本人は、現代…